シネマのある生活〜とウダウダな日々

アクセスカウンタ

zoom RSS 『ニュー・シネマ・パラダイス』

<<   作成日時 : 2008/02/03 11:01   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 4 / コメント 8

画像 この映画は私の中ではかなりのお気に入り作品のひとつです。けっこう有名な作品なので観た人も多いと思います。
昨年、久しぶりにこの映画を観ましたが、何度観ても感動する作品はそうあるものではありません。
まだ観たことない人は是非一度ご覧になってください。




 Story...

画像 1980年代のローマ。成功した中年の映画監督、サルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は夜遅く帰宅した。彼の留守中、故郷のシチリアにいる母親から電話がかかっていた。アルフレード(フィリップ・ノワレ)が死んだという伝言だった。

 アルフレードという懐かしい名前を聞いただけで、サルヴァトーレの脳裏には故郷のシチリアのジャンカルド村での少年時代の記憶が、まざまざとよみがえった――白くて埃っぽい広場、教会、そして少年のサルヴァトーレを魅了した映画館、パラダイス座。そしてパラダイス座の映写技師アルフレード。

 当時、トト(サルヴァトーレ・カシオ)と呼ばれていた少年のサルヴァトーレは、母親のマリアと妹の三人暮らしだった。父親は第二次世界大戦後もロシア戦線から帰還していなかった。幼いトトを夢中にさせたもの、それは映画だった。
画像

画像 映画館はジャンカルド村の唯一の娯楽の場だった。村の人びとは、パラダイス座で上映される喜劇に笑い転げ、メロドラマに泣いた。パラダイス座は、教会が信者に娯楽を提供するために運営する映画館だったので、風紀の維持につとめる司祭は、客席にただひとり腰かけ、キス・シーンになると鈴を鳴らし、鈴の音を聞いたアルフレードは、フィルムのキス・シーンの箇所に紙切れを挟み、あとでカットした。そんなふうにラブ・シーンのないラブ・ストーリーにさえ酔い痴れるほど、人びとは映画を心から愛していた。しかし、トトを心から魅了したのはパラダイス座の映写室であり、魔術師のように映写機を操る映写技師のアルフレードだった。 トトは、いつも映写室に入り込む機会を窺っていた。しかし、根はやさしいがぶっきらぼうのアルフレードは、いつも映写室からトトを追い出そうとするのだった。その頃のフィルムは可燃フィルムであり、危険だったからだ。だが、トトは、決して諦めず、アルフレードと巧妙な取引をして、この聖域に入り込んだ。映写室でトトは、司祭の検閲でカットされたシーンのフィルムを集めた。それは禁じられたキスや抱擁のシーンであり、こうしたフィルムの断片はトトの宝物であった。

 ある日、パラダイス座では喜劇王トトの主演映画「ヴィッジュの消防士たち」が上映されていた。だが、突然フィルムに火が付き、パラダイス座は、瞬く間に火に包まれた。トトの懸命の努力によってアルフレードは一命を取り留めたが、火傷がもとで失明してしまう。
画像


 パラダイス座は再建された。そして失明したアルフレードに代わって、トトが新しい映画館の映写技師となった。時代は変わった。シルヴァーナ・マンガーノ主演の「アンナ」のキス・シーンは、もはやカットされることはなかった。そしてロジェ・ヴァディム監督の「素直な悪女」では、ブリジッド・バルドーの裸体が堂々とスクリーンに映写された。フィルムも不燃性になり、もはや火事の危険はなかった。

画像 立派な青年に成長したトトは8ミリカメラの撮影に夢中になる。そんなある日、彼は、銀行家の娘エレナに恋をした。彼はエレナに愛を告白し、彼女の愛を得ようと、雨の日も風の日もエレナの家の下に立っていた。新年を迎えた夜、突然エレナは、トトに会いに映写室にやってきた。初めて唇を合わせる二人。


 トトとエレナは、幸福な夏を過ごした。だがエレナの父親は、二人の恋愛を認めようとはしなかった。エレナの一家はパレルモに引っ越し、トトはローマで兵役についた。除隊後、ジャンカルド村に帰ったトトの前にエレナは二度と姿を現さなかった。

画像 アルフレードに勧められてトトは故郷のシチリアを後にした。それから30年の年月が経っていた。葬儀に出るために戻った懐かしいジャンカルド村では、彼が少年時代の大半を過ごしたパラダイス座は廃館となり、駐車場に姿を変えようとしていた。荒れ果てたパラダイス座で物思いに耽るサルヴァトーレ。サルヴァトーレは、アルフレードの形見のフィルム缶を手にしてローマに戻った。そしてサルヴァトーレのが宝物がそのフィルムから映し出されるのだった。
1990年アカデミー賞最優秀外国映画賞受賞
1989年カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞
1991年イギリス・アカデミー賞最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀外国語映画賞、最優秀作曲賞、最優秀脚本賞受賞受賞/撮影賞、衣装賞、監督賞、編集賞、メイクアップ賞、プロダクション・デザイン賞ノミネート
1990年ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞受賞
1990年セザール賞最優秀ポスター賞受賞、外国映画賞ノミネート
1989年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞最優秀音楽賞受賞
1991年アメリカ監督協会賞ノミネート
1989年ヨーロッパ映画賞最優秀男優賞、審査員賞受賞
1991年日本アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
1989年度キネマ旬報ベストテン外国語映画第7位
1989年度ロードショー・シネマ大賞執筆者選出第1位
1989年度スクリーン 執筆者選出第2位/読者選出第5位

実はこの映画、イタリアで公開された「オリジナル版」と違い、海外では短縮されて「劇場公開版」として公開されています。50分以上ものカットされたシーンには、トト(サルヴァトーレ)が30年振りに初恋のエレナと再会するという秘話があるそうです。









【CAST...】
画像・Jacques Perrin(ジャック・ペラン)
1941年・仏・パリ生まれ
父親はコメディー・フランセーズの舞台装置家、母親は女優。少年時代から子役として舞台に立ち、後にコンセルバトワールで本格的に演技を学ぶ。57年端役として映画デビュー。
サルヴァトーレ(トト)役
ローマで映画監督として働いている。母親からアルフレードが死んだと聞かされ、故郷のシチリアに30年振りに帰郷する。
『真実』『童貞物語』『家族日誌』『七人目に賭ける男』『ロシュフォールの恋人たち』『未青年』『ふたりだけの夜明け』『ロバと女王』『サロメの季節』など
画像・Philippe Noiret(フィリップ・ノワレ)
1931年・仏・リール生まれ
舞台の活動を経て、48年、"gigi"の端役で映画デビュー。初の主演映画はアニエス・ヴァルダ監督『ポワント・クールト』。以来、国際派のスターとして活躍。
アルフレード役
ジャンカルド村にある映画館「パラダイス座」の映写技師。
『地下鉄のサジ』『素晴らしき恋人たち』『悪い女』『城の生活』『ポリー・マグーお前は誰だ?』『ぐうたらバンザイ!』『アレキサンドリア物語』『トパーズ』『マーフィの戦い』『エスピオナージ』『最後の晩餐』『追想』『タタール人の砂漠』『料理長殿にご用心』『フォート・サガン』『フレンチ・コップス』『女たちのテーブル』『ラウンド・ミッドナイト』『ラ・ファミリア』『フェラーラ物語』『トスカニーニ』『人生・それだけ』『パレルモを忘れる』など
画像・Salvatore Cascio(サルヴァトーレ・カシオ)
1979年生まれ
『みんな元気』『法王さまご用心』『ドッグ・イン・パラダイス』など
サルヴァトーレ(トト・少年時代)役
日本のCMにも出演するなど、その愛らしい笑顔で一世を風靡した。現在はシチリアでスーパーで働いているらしい。
画像・Mario Leonardi(マリオ・レオナルディ)
サルヴァトーレ(青年時代)役
【DIRECTOR...】
画像・Giuseppe Tornatore(ジュゼッペ・トルナトーレ)
1956年・伊・シチリア生まれ
若くしてカメラマンの道を歩み、国内のコンペで数多くの賞を受賞した。76年、短編映画『イル・カレット』で監督としてデビュー。
『みんな元気』『夜ごとの夢/イタリア幻想譚』『記憶の扉』『明日を夢見て』『海の上のピアニスト』『マレーナ』『題名のない子守唄』など

↓↓↓ランキングにご協力下さい↓↓↓
画像画像画像


 ジュゼッペ・トルナトーレ監督作品



ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 スペシャル・エディション
ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 スペシャル・エディション [DVD]

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ニュー・シネマ・パラダイス
「ニュー・シネマ・パラダイス」は、ジュゼッペ・トルナトーレ監督によるイタリア映画。 映画を愛する人々をはじめ、全ての人々へ送る素&... ...続きを見る
映画大好き!おすすめ映画・DVD + U...
2008/02/04 12:41
「ニュ−・シネマ・パラダイス」のDVD
噂で名作だということは知っていたので、ケーブるTVで放送されたときになんとなくチャンネルをあわせて見た、のが初めてでした。真夜中だというのに1人でワンワン泣きながら見てしまいました。 ...続きを見る
Lovely Cinema
2008/02/05 21:34
ニュー・シネマ・パラダイズ
ニュー・シネマ・パラダイス [Blu-ray]/フィリップ・ノワレ,サルヴァトーレ・カシオ,アニエーゼ・ナーノ ...続きを見る
シネマと書店とライブハウス
2010/04/28 20:11
『ニュー・シネマ・パラダイス』 | 劇場公開版と完全版のちがい
この映画は劇場公開版と完全版の評価がまっぷたつに分かれているようだ。それもやむなしと思えるほど映画の印象が違う。ちなみにワタシは「劇場版→完全版→劇場版」という順番で観た。この映画はどういう順番で観たかによって評価がまるっきり変わると思う。どちらか一方し... ...続きを見る
23:30の雑記帳
2010/07/27 23:34

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ケビンさん、こんにちわ(^^)
この映画は、私もお気に入りで何度観ても感動できる映画です。
いつも最後のシーンでは号泣してしまいます。(笑)
ケビンさんの記事を観て、久しぶりにまた観たくなりました♪
TBさせて頂きました〜!
応援クリック!!!
また来ますネ♪



tess
URL
2008/02/04 14:14
【tessさんへ】

こんばんは、tessさん。
コメント&TBありがとうございます。

最後のシーンは本当に感涙してしまいますね。
私もまた観てみたい。今度は完全版で!

ありがとうございます<(_ _)>
ケビン
2008/02/04 22:48
パッチです。
これは名作ですねっ。
私も久々に観てみたいです。

それにしてもラストは・・・涙ですねっ。
トトのあのウルウルした感じと笑みが何ともいえないです。
そしてやはりあの音楽・・・必ず泣いてしまいますよねっ。

私は完全版も観ましたが、個人的にはディレクターズ・カットされた作品の方が好きです。
やはりゆっくりした作品なので、より長く感じるのかもしれません。
しかし、再鑑賞となると完全版もアリですねっ。
これぞ名作。
映画館「ニュー・シネマ・パラダイス」に行ってみたいです(^^)
パッチ
URL
2008/02/05 00:51
あるときなにげに夜中にケーブルテレビで放送していたときにみたら・・・
小さな町の教会に集まってみんなが楽しそうに映画を見てる姿とか、
壁に映しだされた映画を見てる姿とか、、、
なぜか涙がぽろぽろこぼれちゃって・・・
最後のキスの嵐の映像にはこらえきれないほど泣いてしまいました。
次の日はまぶたがお岩さん状態(汗)
でも休みでよかったです(爆)

みなさん同じ気持ちだろうとおもうけど、
映画好きの人のための映画ですね。
えふ
URL
2008/02/05 21:28
【パッチさんへ】

こんばんは、パッチさん。
コメントありがとうございます。

そう私も久々に観てラストを知っているだけにそのシーンの前から目がうるるしました。音楽の方も一時着メロに使っていました(笑;

そうですか、ディレクターズ・カットの方が良いですか。
また観てから判断しますね。

あういう映画館、あったらいいですね!
ケビン
2008/02/06 23:25
【えふさんへ】

こんばんは、えふさん。
コメント&TBありがとうございます。

ケーブルTVでやっていたんですか!そういえばTVで観てませんね。
うちはWOWWOWも入ってないし、ケーブルTVもつながってないし、それに今だにDVDはPCのみですから、なかなかTVで観ないですね。

昔はよくレンタルしてたのですが(ビデオを)、今の時代にあってないのでもう永いことレンタル屋も行ってないですね!

まぁ映画館で観るのが一番ですから!頑張って通います。
でも先立つものがぁ・・・Σ( ̄ロ ̄lll)

えふさん、まぶたがお岩さんとはすごい!!
本当に休みで良かったですね!私は映画館行っても泣いてますが(爆)

映画好きの人の映画とはまさにその通りですね。
ケビン
2008/02/06 23:36
ケビンさん、こんにちわ〜!
週末はいかがお過ごしですか?
今日は、私の”ニュー・シネマ・パラダイス”の記事の中で
ケビンさんのブログを紹介(リンク)させて頂いたので
ご報告でーす。(よろしかったでしょうか?)
どうぞよろしくお願いします♪m(__)m
tess
URL
2008/04/19 14:09
【tessさんへ】

こんばんは、tessさん。
コメントありがとうございます。

最近の週末は大人しく過ごしてます。
観たい映画はGWあたりに集中しそうです。

>ケビンさんのブログを紹介(リンク)させて頂いたので
ご報告でーす。(よろしかったでしょうか?)

o(*^▽^*)oありがとうございます。大変うれしいです。
またお礼に伺いますね。
ケビン
2008/04/21 00:06

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
『ニュー・シネマ・パラダイス』 シネマのある生活〜とウダウダな日々/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる