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zoom RSS 『エリザベス:ゴールデンエイジ』

<<   作成日時 : 2008/03/25 00:48   >>

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画像敵を制し、愛を制し、国を制した 女王の物語

1998年、ジェシカール・カブール監督作『エリザベス』
革命的な一作との評価を得て、世界の映画賞16部門を制した。
その革命から9年後・・・カブール監督の新たな挑戦がここに!!


最初はそんなに観ようと思っていたわけじゃないのですが、宣伝と予告編でだんだんと観てみたいと思い映画館に足を運びました。
ケイト・ブランシェット、残念ながらオスカーを逃してしまいましたが、迫力ある演技でした。昨年観た『バベル』でも体を張った演技に目を見張りましたが、今回はまさにはまり役、女王としての貫録だけでなく、孤独な女帝、女としての苦悩のような(こればかりは男にははかり知れませんが)想いがヒタヒタ伝わってきました。

物語全体としては「エリザベス一世」の女王という生涯のうちのほんの数ページにスポットをあてた内容は濃いような気もしましたが、映画としては若干ぐっとくる見せ場に乏しさを感じました。実は(映画を観た)この日、2本目の映画鑑賞〜。1本目がちょっと刺激のきつい映画だったので2本目のこの映画を観る時、感覚的に影響あった気がするので、この感想は正しくないかもしれませんが、観る前の期待感に達することは無かったのかなと思います。また辛口と思われそうですが、もう一度観る機会があれば変わるかも知れませんので、お気になさらずに。

Story...

画像 時は1585年。イングランド女王の座を手にしたものの、エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)の奮闘はまだまだ続いていた。というのもエリザベスは、1558年カトリック主義を廃止してイングランド国教会首長となった父王ヘンリー8世の遺志を継ぎ、プロテスタントの女王として即位したが、まだまだ国内にカトリックを信奉するものが大勢いたのだ。しかも、女1人で国を統治することに不安を抱く人々も多い。
 そんな不安と宗教的な憎悪が渦巻く国内では、エリザベスの転覆を狙う者が後を絶たない。そればかりか、ヨーロッパ列強も隙あらばイングランドを占領しようと狙っていた。特に亡き姉の元夫であるスペイン国王フェリペ2世(ジョルディ・モリャ)は、ヨーロッパ全土をカトリック教にする誓いを立て、ことあるごとに圧力をかけてきていたが、人並み外れた知性の持ち主でもあるエリザベスは、未婚であることを武器に、女王と結婚して王位を獲得しようとする男たちの思惑を巧みに利用しつつ、表向きは有効な国際関係をかろうじて保っていた。その背後では、側近フランシス・ウォルシンガム(ジェフリー・フラッシュ)がスパイ組織を指揮し、国内外の反逆の動きを睨み、陰謀の種をつぶさに発見し、摘み取っていた。

 エリザベスにはさらに大きな火種があった。それは、カトリック派のスコットランドの女王メアリー・スチュアート(サマンサ・モートン)の存在だった。エリザベスの従妹である彼女は、不義の子エリザベスの即位は不当で、自分こそがイングランド女王と主張していた。

画像 暗殺の危機に晒され、女王として体面を保つことに身を粉にするエリザベスにとって、唯一の安らぎは純真無垢な侍女ベス(アビー・コーニッシュ)との他愛ない会話や遊び。しかし、新世界から帰還したばかりの航海士ウォルター・ローリー(クライヴ・オーウェン)の出現によって、彼女の心の平安は乱れる。最初は強引で野性味にあふれた立ち振る舞いのローリーに距離をおきながら、教養豊かで、未知の世界の冒険談や植民地計画への夢を熱っぽく語る彼に、いつしか魅了されていくエリザベス。一方のローリーも、何度もエリザベスに拝謁するうちに、知的で気高い女王に圧倒される。恋への渇望が湧き上がるのを抑えられないエリザベスは、ベスとローリーを巧みに近づけ、自分をベスに投影させ、かすかな恋の匂いを味わうのだった。

 ある日、エリザベス暗殺を企んだ、カトリック信者の計画がついに実行されたのだった。ところが暗殺者トマス・バビントン(エディ・レッドメイン)が放ったのは空砲だった。
画像 密かにカトリック派の動きを探っていたウォルシンガムがこの暗殺を指示するメアリーの手紙を入手していたものの、これほど大胆に実行に移されたのには、大きな罠があった。
 ウォルシンガムはメアリー処刑をエリザベスに進言するが、最後まで難色を示すエリザベス。しかし、程なくメアリーは深紅のドレスを身にまとい、処刑台に登った。

 メアリーの死を悲しむエリザベス。彼女は慰めにきたローリーに1人の女としての素顔を垣間見せる。ところが、かねてから惹かれあっていたローリーとベスの2人は一夜を共にし、ベスは彼の子供を身籠っていた。分身とも思っていたベスと愛しい男ローリーの裏切り。孤独に打ちのめされ、理性を失ったエリザベスは、ベスを遠ざけ、ローリーを投獄してしまう。

画像 そんな折。メアリー処刑に憤慨したフェリペ2世は、最強と言われた1万人規模のスペイン艦隊を組織し、イングランドを目指していた。不意打ちを食らい劣勢に追い込まれたイングランド軍。エリザベスは甲冑に身を包み、戦場におもむいた。そこで彼女は、戦士たち――女王の愛する民に、この戦いで自分も生死を共にする覚悟をしている。一緒に戦い抜こう!と、鼓舞したのだ。
 エリザベスの力強い決意に熱狂し、女王の名のもとに戦うことを誓うイングランド軍。幾多の困難を乗り越え、今、最大の危機に立ち向かうエリザベスの瞳は、その先の栄光を映し出しているかのように光り輝いていた・・・・・。

 さて、エリザベス役のケイト・ブランシェットですが、当時の豪華で奇抜なファッションがとても似合っています。女王は服狂いといわれたほど服好きだったそうです。
 また、膨大なドレスだけでなく、かつらコレクターでもあったらしく、様々な色やスタイルのかつら姿が出てきます。その数はおよそ80個のかつらを所有していたそうです。でもこの時代かつらといえば、囚人の実際の髪の毛を使っていたそうですから、ちょっと気持ち悪い気もしますね。


















【CAST...】
画像・Cate Blanchett(ケイト・ブランシェット)

女王エリザベス1世役
1533年、国王ヘンリー8世とアン・ブーリンの間に生まれる。1553年、腹違いの姉メアリーが即位後、ワイアット事件の関与を疑われ、ロンドン塔に幽閉される。1558年エリザベス1世としてイングランド女王に即位。「ヴァージン・クイーン」と讃えられ、スペイン無敵艦隊の襲来など、次々と降りかかる災いに屈することなく、イギリスを守りぬき、治世44年、69年の生涯を閉じる。
画像・Clive Owen(クライヴ・オーウェン)
1964年・英・ワーウィックシャー生まれ
王立演劇アカデミーを卒業後、舞台、TV出演を経て、88年『ブルーム』で映画デビュー。95年女優ジェーン・フェントンと結婚、娘2人がいる。その後02年にハリウッドに進出。ゴールデン・グローブ助演男優賞受賞、アカデミー賞にノミネートにもなった実力派である。
ウォルター・ローリー役
廷臣、詩人、航海者、探検家、軍人、政治家、歴史家、科学者、錬金術師、植民地経営者....ローリーはこれらのすべてだった。マルチな才能で聞こえたエリザベスの廷臣たちのなかでも、多方面に足跡を残した人間。
『ブルーム』『クローズ・マイ・アイズ』『ベント/堕ちた饗宴』『グリーンフィンガーズ』『ゴスフォード・パーク』『ボーン・アイデンティティー』『すべては愛のために』『キング・アーサー』『クローサー』『シン・シティ』『インサイド・マン』『ピンクパンサー』『トゥモロー・ワールド』『Shoot’ Em Up』など
画像・Geoffrey Rush(ジェフリー・ラッシュ)
1951年・豪・クイーンズ・ランド生まれ
ロンドン・パリで本格的に演劇を学ぶ。帰国してからは舞台俳優として活躍。数多くの受賞経験をもつ。96年『シャイン』でアカデミー主演男優賞を受賞。
フランシス・ウォルシンガム役
エリザベスの即位とともに帰国し、ウィリアム・セシルの後押しで政治の世界に入った。有能にして誠実、その勤勉な仕事ぷりからエリザベスの厚い信頼を得るようになり、セシルの後釜として国務大臣の筆頭に任ぜられる。ゴールデン・ハイド号で世界周航したフランシス・ドレイクの支援者であったことでも知られている。
『革命の子供たち』『シャイン』『レ・ミゼラブル』『エリザベス』『TATARI』『クイルズ』『テイラー・オブ・パナマ』『バンガー・シスターズ』『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』『ライフ・イズ・コメディ!』『ミュンヘン』『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』『キャンディ』『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』など
画像・Abbie Cornish(アビー・コーニッシュ)
1982年・豪・ニューサウスウェールズ州生まれ
13歳からモデルとしてキャリアを積み、TVドラマや映画に出演するようになる。06年『プロヴァンスの贈りもの』でハリウッド映画に初出演する。
侍女ベス・スロックモートン役
外交官であったニコラス・スロックモートンの娘で、美貌で利発な少女だったらしい。1591年、密かに恋をしたウォルター・ローリーの子を宿し、秘密結婚するが、女王の耳に入り、ロンドン塔に閉じ込められてしまう。
『ポエトリー、セックス』『キャンディ』『プロヴァンスの贈りもの』など
画像・Jordi Molla(ジョルディ・モリャ)
1968年・スペイン・バルセロナ生まれ
スペインの著名な俳優・監督・作家・画家である。スペインのベテラン俳優であるが、イギリス映画やハリウッド映画に積極的に出演している。
スペイン国王フェリペ2世役
世界史の中でスペインという国がもっとも輝いていた時期に国王として君臨した人物。イギリスに領土的野心をもち、1554年にメアリー女王と結婚をする。1558年にメアリーが死ぬと、妹エリザベスとの結婚を画策したが拒絶される。以後、仏王の娘エリザベートと結婚。イギリス支配の夢はついに叶うことはなかった。
『ハモンハモン』『私の秘密の花』『裸のマハ』『パズル』『マルティナは海』『ブロウ』『バッドボーイズ2バッド』『アラモ』など
画像・Samantha Morton(サマンサ・モートン)
1977年・英・ノッティンガム生まれ
13歳からTVドラマに出演。多くの番組に端役で顔を出し、96年に映画デビュー。97年TVシリーズ「エマ」で好演し、99年『ギター弾きの恋』でアカデミー賞助演女優賞候補となって注目を浴びる。
スコットランド女王メアリー・スチュアート役
悲劇の女王。生後6日にして、父王の死去によりスコットランド女王になる。3度目の結婚が原因で王位を奪われる。1587年、エリザベス暗殺を指示したかどで処刑される。
『アンダー・ザ・スキン』『ギター弾きの恋』『マイノリティ・リポート』『イン・アメリカ』『モーヴァン』『CODE46』『リバティーン』『名犬ラッシー』『エクスパイアード』『ミスター・ロンリー』など
画像・Eddie Redmayne(エディ・レッドメイン)

カトリック教徒トマス・バビントン役
エリザベスの暗殺を企てるカトリック信者の1人。しかし、エリザベスめがけて放った銃口は空砲だった。
【DIRECTOR...】
画像・Shekhar Kapur(シェカール・カプール)
1945年・英領インド帝国ラホール生まれ
デリー大学で経済学を専攻後、ビルマ石油の経理を経て、22歳の時イギリスに渡り経営コンサルタントをしていたが、映画の世界に飛び込む。CM監督で成功後、インドに帰国、83年『Masoom』で監督デビュー。98年、『エリザベス』でアカデミー賞7部門にノミネートされ、注目されるようになった。
『Mr. India』『女盗賊プーラン』『エリザベス』『サハラに舞う羽根』など




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やったー?!?!。二度目のプライベート・シアター鑑賞だよーーーっ。 (一度目は「プロヴァンスの贈りもの」)。 PM11:30〜のレイトショウで、お客がひらりんだけっ。 しかも、TOHOシネマズご自慢のヘルニアスクリーン・・・いや、プレミアスクリーン。 もちろん通常料金の設定なんだけど。 ちなみにひらりん、「VIT」(ヴァーさんの粋な企み)で座席予約はしてません。 まあ、当日は昼まっから春一番が吹き荒れる強風で・・・ 夜は急に冷え込んでたから、客足は鈍かったんだろうけど。 ...続きを見る
ひらりん的映画ブログ
2008/05/06 03:58

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは!
ケイト・ブランシェットは素晴らしかったですね〜
オスカーは逃してしまいましたが、彼女の迫力に圧倒されました!
私も物語は少しインパクトが薄かったと思いますが、、、それでも劇場で観るに相応しい映画だったな、と感じました。
前作についてはうろ覚えですので、また観てみたくなりました♪
由香
URL
2008/03/27 00:21
【由香さんへ】

こんばんは、由香さん。
コメント&TBありがとうございます。

ケイト・ブランシェットの迫力はやはり劇場のスクリーンで鑑賞したいものですね。私もいつ主演女優賞をとってもおかしくないと思います。

前作『エリザベス』は知りませんでしたが、まだ無名の頃のケイト・ブランシェットを抜擢したのは先見の明があったのでしょう、シェカール・カプール監督ってすごいです。しかも頭良さそう!!
ケビン
2008/03/30 00:00
あの演技でケイトがオスカー逃がしたのは残念でした。
でも反対にオスカー獲った女優さんの演技も凄かったけど。

わたしとしては、
侍女のベスの存在がとても大きく感じました。
美人だったし(笑)
えふ
URL
2008/04/01 21:40
【えふさんへ】

こんばんは、えふさん。
コメントありがとうございます。

>あの演技でケイトがオスカー逃がしたのは残念でした。
本当に残念ですが、でも彼女なら何度もチャンスがありそうですね。

侍女ベス役のアビー・コーニッシュ、確かにきれいで可愛らしい人ですね〜。
ウォルターがメロメロになっても仕方ありませんよ!うん。
ケビン
2008/04/06 00:49

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