『ライラの冒険』―パラレルワールド―

『ロード・オブ・ザ・リング』しかり、『ハリー・ポッター』しかり、『ナルニア国物語』しかりです。この『ライラの冒険』も3部作の1作目が公開されて、その独特の世界に戸惑った人も多いのでは?
ケビン的『ライラの冒険』のパラレルワールドをネットや映画雑誌、ガイドブックを元に情報をまとめてみました。
パラレルワールド...
パラレルワールドとは、この世には、似たようで違う世界が無数に存在するという――つまり同じ時間軸に平行して、存在する空間のこと。『ライラの冒険』では、我々人間の世界に似ているところもあれば、まったくなじみのない人種や国、乗り物や生き物が出てきます。ファンタジー映画の代表作『ロード・オブ・ザ・リング』では架空の国「中つ国」が物語の舞台になっています。逆に『ハリー・ポッター』は『ライラの冒険』と同じくパラレワールドの設定。ただ『ハリー・ポッター』の場合、人間界と魔法世界の両方の世界を行ったり来たりします。これと似ているのが『ナルニア国物語』でしょう。今年公開予定の『ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛』では主人公のベベンシー兄弟が再びナルニアの世界へと舞い戻ります。

パラレルワールドについてはファンタジー映画のほかにもいろいろ登場します。
昨年公開された『デジャヴ』ではデンゼル・ワシントン演じるダグ・カーリンがタイム・トラベルで別の時間軸の世界で犯罪を防ごうと活躍します。またジェット・リー主演の『ザ・ワン』では125あるパラレル・ワールドの唯一の存在になろうとジェット・リー同士が戦いを繰り広げます。
どうですか?みなさん!いろんなパラレルワールドを映画で体験してみては・・・
ダイモン...

常に人間のそばにいるのは、一定の距離以上、離れることができないから。ダイモンと離れることはその人間の死を意味します。その人の個性に合った動物の姿をしているが、子供の間は心理状態に応じて様々に姿を変えたりします。ライラのダイモン(パンタライモン)も普段はオコジョの姿ですが、猫になったり鳥になったりと知らずに映画を観た人は目をクルクルさせたことでしょう。
思春期以降、大人になってから姿が定まってきます。ダイモンの性別はその主人とは逆。男性はメス、女性はオス。他人のダイモンに触れることは魂に触れるような行為なので絶対にタブーなっています。

ちなみにダイモン:DAEMONを調べてみると「ギリシャ神話の神々が煩わされたくないと考えた雑事を処理した存在である」と載っていました。原作者のフィリップ・プルマンによると、古代ギリシャの哲学者ソクラテスから借りたものだという。ソクラテスは自分の中に、daimonという神聖な存在がいると考えていた。ダイモンは、間違いを犯しそうになると警告してくれるが、具体的に何をすべきかはいっさい言わない。
プルマンはいう、「そこからすべては始まった。ダイモンは物語の意味上、重要なものを象徴する存在でなければならない。この物語全体が、大人になること、無垢と経験を描いたものだから・・」
真理計(アレシオメーター)...

最後のひとつが(アスリエル卿から預かった)ジョーダン学寮の学寮長がライラに手渡すのです。ライラは生まれつき真理計を読む高度な技術(特殊な能力)が備わっているのです。
ダスト...
今回一番謎?のキーワードだったのがこの“ダスト”でしょう。
北の果てで発見された、空から降ってくる光り輝く未知の粒子。ダストは子供が思春期を迎えダイモンが定まってくると、まわりにどんどん集まってくるが、それが子供に知恵をつけて悪影響をおよぼし、そのせいで不純なことを考えたり、大人に歯向ったりすると信じられている。ダイモンもダストでできていて、パラレルワールドの世界はダストでつながっているそうです。
まだまだ謎はつきそうにないですが、アスリエル卿もこの謎を解こうとしますが、そのことで<教権>に命を狙われることに・・・
いろいろな人たち?...
― 教権(マジステリアム) ―
ライラの世界にある教会組織のことで、本部はジュネーブ。強大な権力をもち、世界を支配している。インターシジション(子供とダイモンを切り離す実験)にも関わりがある。総献身評議会(コールター夫人が率いている)や規律監督法院などの下部機関持つ。

教権の一員でアスリエル卿を暗殺しようとする。"ゴブラー”とも通じていて、魔女の予言や黄金の羅針盤を脅威とし、これを破滅させようとしている。
サイモン・マクバーニー(Simon McBurney)
1957年・英・ケンブリッジ
『Mr.ビーン/カンヌで大迷惑?!』では、原案と製作総指揮を務めている。
― ゴブラー ―
ロンドンやオックスフォードで、孤児や使用人、ジプシャン族といった貧しい家の子供たちをさらう邪悪な誘拐団。おそらく<教権>の有力組織である総献身評議会〔General-Oblation-Board〕と関係しているとみられる。人々はその頭文字をとってゴブラーと名付け用心し合っている。
― ジプシャン族 ―
運河船の上で生活し、水上を放浪、何者にも統治されることなく自由に生きる種族。六つの部族からなる。


西ジプシャンの部族長。<ゴブラー>によって誘拐された一族の子供たちを救い出す為、ライラに力を貸す。
ジム・カーター(Jim Carter)
1948年・英・ヨークシャー
『英国万歳!』『ブラス!』『恋におちたシェイクスピア』など。

ライラとロジャーの遊び仲間のジプシャン族の少年・ビリーの母。路頭に迷ったライラを我が子同様に保護する懐の深さと温かさは、ライラに大きな安心を与える。
クレア・ヒギンズ(Clare Higgins)
1955年・英・ヨークシャー
『ヘル・レイザー』『リバティーン』など。

ジプシャンの中で最高の知恵をもつ賢者。若かりし頃、魔女の命を救った経験がある。
トム・コートネイ(Tom Courtenay)
1937年・英・ヨークシャー
『長距離ランナーの孤独』『銃殺』『ドクトル・ジバゴ』など。
― よろいグマ族 ―
ライラの世界で一番絵になるキャラクターといってもいいでしょう。ライラを助けることになるイオレク・バーニソンというシロクマは、スバールバルのクマの王国に住む獰猛なクマ、スカイ・アイアン(隕石から作られる特殊な鉄)から作ったよろいをつけて戦う最強の一族の元王。よろいは彼らにとってダイモンに値する。凶暴ではあるが、いったん信頼で結ばれ約束をすれば必ず守る。よろいグマは別名パンサービョルネという。

【ラグナー・スタールソン】

イアン・マクシェーン(声)(Ian McShane)
1942年・英・ランカシャー
『シュレック3』『美しい人』『タロットカード殺人事件』など
― 魔女族 ―
北方に住む女性ばかりの一族。若さを保ちつつ数百年(中には千年を超える)、生き続ける。魔女は弓の名手であり、空を飛ぶのにクラウドパインという木の枝を使っている。自らのダイモンを一定距離以上話すことができる。
セラフィナ・ペカーラはエナラ湖に住む魔女族の女王。年齢は300歳以上。かつてジプシャンのファーダー・コーラムは彼女の恋人だった。
― サモエード族 ―
北方の狩猟民族で、教権の手下。アスリエル卿を拉致したり、ライラをさらってスバールバルに連れて行ったりする。
― タタール族 ―
ボルバンガーの実験基地の警備を務める好戦的な部族。オオカミのダイモンをもつ。


例えば、乗り物、水素が詰まった飛行船が飛び交い、アンバック・エネルギーという動力を使った客車などなど・・・・
今後も目が離せませんね。

それに気になるのがコールター夫人とアスリエル卿の関係は・・・
一作目ではカットされたまぼろしのシーンもあるとか?
この記事へのコメント
本当は昨日コメントをさせていただいたんですが、アクセス集中ということで
書き込みが出来ませんでした。TBだけが先に届いてしまったようで、大変失礼致しましたm(_ _)m
ダイモンが異性の動物が付くというのは、気付きませんでした^^;
今作は、CG効果も素晴らしくて、それだけでも満足ですよね!
話としたは、序編ということで謎めいた終り方をしてしまい、今後の続編が気になる所です。
では、では!
コメントいただきまして、本当に感謝してます^^
TBもありがとうございました!
また、お邪魔させてくださいね☆
こんにちは、ぴーちさん。
コメント&TBありがとうございます。
最近、ウェブリブログの調子がいまいちでみなさんにご迷惑をおかけしております。(まぁ私のせいではないのですが・・・(^^; )
ダイモンという発想はなかなか面白いいですね!知らずに見るとコロコロ変化すので戸惑うと思います(笑; 観ているだけでは異性の動物なんて気づきませんよね!
近年、CGがどんどん発達していって、こういったファンタジー系の映画が増えるのも納得な感じです。
続編は違う世界が観れそうで楽しみですね!
先日はファンタジー映画の投票ありがとうございます。
その1作品にこの「ライラの冒険」がありましたが、もしかしたらですけど鑑賞することができるかもしれません・・・たぶん・・・。
ということで予習の意味で遊びに来ました。
やはり独特の世界を持つ作品というのは、ある程度知識を入れてからの方が楽しめる場合がありますもんねっ。
ハリー・ポッターも原作を読んでいない人にとっては理解が難しいという声を聞きました。
今までライラの冒険に関して全然知識がなく、ダイモンというのは人の名前と思っていましたが、守護精霊のことだったんですねっ。
パラレルワールドというのも曖昧な感じでしか知りませんでしたが、理解できました。
ありがとうございます。
ということでこの予習を活かして、ライラの冒険を楽しみたいと思います。
公開しているうちに行けるかな・・・(>_<)
こんばんは、パッチさん。
コメントありがとうございます。
パッチさんも観れたらいいですね!
いろいろな言葉が飛び交うので予習していって下さいね!
『ハリー・ポッター』の世界はまだ比較的入りやすいと思います。
シリーズものとしては、かなり長編ですのでゆっくり観れますね。
ダイモンは自分の魂みたいなもの!つかず離れずそばにいるので、撮影シーンは結構変だったそうですよ(大勢いるところでは!)
パラレルワールドはその名の通り平行世界なので、今後はわれわれの知っている世界も登場するかもしれませんね!
どういう展開になっていくのか、続編も楽しみです。
パッチさんもこの映画、気に入ると思いますよ!