「世界一長いファンタジー・ストーリー」

画像 仕事があまりに忙しく、気がついたら梅雨入りしてました 合間合間に映画館には出没してましたが、ブログの更新をするのがなかなかできずにウダウダな日々を過ごす毎日。
 そんな日々の中、先日、私の愛読書「グインサーガ」の作家・栗本薫(中島梓)さんが亡くなりました。享年56歳というまだまだ若い生涯に幕を閉じました。すい臓ガンだったそうです。
映画とは関係ありませんが、ヒロイック・ファンタジーの中でもかつてこれほど長い物語は存在せず、ファンタジー&歴史もの好きの私にとってはこれほどはまる作品はありませんでした。現在、127巻目が発売(2009年6月)されていますが、執筆は130巻の途中までなされていて、もうあと少しでしかも未完のまま終わってしまうのが本当に残念でしかたありません――この物語をとても映画化などはできるとは思っていませんが、もし映画化されれば、私の好きなジャンルでもあるファンタジー映画の数ある大作にと十分に肩を並べるだけの作品なることは間違いないと思います。
 
 この物語の素晴らしいところは、世界観がしっかり描かれているところ、そして登場人物の多種多彩な面々やファンタジーならではの要素が盛りだくさんに含まれています。そして絶対的な主人公の存在感。豹頭という異形と呼ばれる主人公のグインは、見た目のイメージに反し中身は朴訥な人間臭い面と見た目通りの超人的な部分を兼ね備えた魅力ある主人公/ヒーローなのです。そして主人公を取り巻く魅力ある登場人物たち・・・どの人物をとっても今はやりのスピンオフができてしまうくらい単なる脇役ではない人たちが出てきます。
また政治、歴史、宗教、思想、戦争等々、色んな要素が含まれているので単なるファンタジーでは片付けられない一面がそこかしこに散りばめられているのも、この物語の魅力とも云えます。

 そもそも百巻を目指して書いていましたが、100巻では終わらず今なお物語の途上でした。ギネスに載ってもおかしくないくらいでしたが、一冊としての最長(文字数)でしか認可が下りず、結局ギネスブックには掲載されませんでした。でもギネスが認めなくても、ひとつの物語としては間違いなく世界一長いファンタジーなのです。

 物語の終焉を迎えることなく、亡くなられた栗本薫さん、さぞ残念な想いだったと思います。一ファンの私も残念でなりません。あと数冊ですが、じっくり読んでみたいと思います。

―― ご冥福をお祈りします。




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