『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』

画像アメコミ界の超個性派ヒーロー、颯爽登場!
 個性派揃いのアメリカン・コミックスのヒーローたち、その中でもひと際異彩を放つ“ヘルボーイ”がスクリーンに帰ってきた。生まれは、地獄。使命は、魔物退治。炎のように真っ赤な巨体は大地を揺るがし、闇の世界から侵入した魑魅魍魎を一撃で叩きのめす。見た目はヤバいくらいに恐ろしく、腕力の強さは唯一無二。だが、安心しろ。ヘルボーイは人間の味方だ―!

 監督・脚本を務めたのは、シリーズ第1弾『ヘルボーイ』、そしてアカデミー賞をはじめとする数々の映画賞に輝いた『パンズ・ラビリンス』でその名を轟かせたギレルモ・デル・トロ。彼こそ、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の前章となる『The Hobbjt』(小説邦題「ホビットの冒険」)の監督に抜擢されたファンタジーの奇才である。本作でも、ストーリーテラーとして優れた才能を発揮すると共に、恐ろしくも神秘的、それでいてユーモラスなクリーチャーたちを大挙登場させ、『パンズ・ラビリンス』をしのぐ驚異の映像世界を創り上げている。「ヘルボーイ」の原作者であり、独創的なアート・スタイルで人気を博しているコミック作家のマイク・ミニョーラも、デル・トロと共同で映画の原案を担当すると共に、ヴィジュアル・コンサルタントも兼任し、本作に大きく貢献している。
Impressions...
今年の1本目の作品です。前年のアメコミ・ヒーロー系ものの勢いと共に今年も早くもアメコミ作品です。意外に面白かった。観る前は無骨な感じのヒーローでさほど期待めいたものはなかったが、デル・トロ流ダーク・ヒーローはなかなか親しみのわくキャラでした!
地獄からやってきた、といっても中身は目立ちたがり屋の好奇心旺盛なヒーロー。正義感もあり、腹が立てばすぐなぐる、風貌はともかくいかにも人間味あふれている。その他に登場するキャラクターも個性派ぞろい!ヘルボーイの恋人リズ、ブルーこと水棲人のエイブはなかなかいいチームワーク!エイブは動きが何かに似ているように思えたのですが、スター・ウォーズのC3POかな?でも役を演じているのがダグ・ジョーンズと知って、『パンズ・ラビリンス』のパンを思い出しました。ダグはエイブの他にも“死の天使”役を演じてますが、こちらの方がパンとイメージがすごくダブりましたね。
あとヌアダ王子のアクロバットな演技がすごかった!CGではなくスタントを使っているが、宙返りなどの動作を加えるため、曲芸師を抜擢するなど手の込み具合が実にいい。ここでもデル・トロのこだわりを感じられる。
『パンズ・ラビリンス』ではダークなイメージがより濃く描かれているが、この作品はアメコミということもあり、ダーク感はあるものの遊び心が満載でとっつきやすい作品に仕上がっている。とくにビールを飲みながら、バリー・マニロウのラブ・ソング「涙色の微笑」を歌うシーンなどはデル・トロの遊び心がうかがえる。
ギレルモ・デル・トロ監督は大の日本好き。幼少時代に日本のアニメや特撮ヒーローを観て育ったそうな。昨年、来日した時には、秋葉原でいろんなグッズを2時間も経たないうちに10万円ほど買い物をしたそうです。また、ヘルボーイのヘアスタイルは、三船敏郎の侍姿を模してちょんまげ風になっているというのもデル・トロ監督の日本好きがうかがえる。
本作「ゴールデン・アーミー」は映画のために作られたストーリーだそうで、より神秘的でよりファンタジックな感じに仕上がっているのもデル・トロ・ワールドがいっそう深まってように思えます。特に原作と違うのが、ヘルボーイ自身のキャラ設定。原作のヘルボーイは、あまり饒舌ではない。また銃器は嫌いで、猫も飼っていない。さらにはリズに恋をしていないし、ビールをガブ飲みすることもなく、目立ちたがりアクションもしないらしい。
原作者のマイク・ミニョーラはこの変化を大いに楽しんでるそうです。なので続編があるとしたら、どんな展開になるか誰も知るよしもないことが起きそうですね。今度は双子が活躍するのかな?

Story...
 第二次大戦中、ナチスドイツは魔界の力を味方につけようと地獄から悪魔の子を呼び出した。しかし連合国によって阻止され、その子はアメリカ政府の監視の下、心やさしきブルーム教授(ジョン・ハート)に育てられた。いつしかその子はヘルボーイと呼ばれた。成長したヘルボーイ(ロン・パールマン)は、魔物たちから人間を守る秘密組織BPRD=超常現象捜査防衛局のエージェントとなる。同僚は、彼の恋人で念力発火の使い手リズ(セルマ・ブレア)、高い知性と感応力を持つ水棲人エイブ(ダグ・ジョーンズ)。しかし最近、リズとの関係がこじれストレス気味のヘルボーイは問題行動続き。そのため極秘である彼らの存在が世間にバレはじめ、監督役のマニング(ジェフリー・タンバー)は悩んでいた。
 そんなある日、古美術のオークション会場を魔物たちが襲うという事件が発生。現場にかけつけたBPRDを一瞬で人を食いつくす“歯の妖精”トゥース・フェアリーの大群が襲い掛かる。なんとか窮地を脱するが、その様子がマスコミに撮られヘルボーイたちの存在は公になってしまう。実は、オークション会場を襲ったのは、エルフ=妖精族の王国ベツムーラの王子ヌアダ(ルーク・ゴス)。はるか昔、強欲な人間達がエルフ族に戦争を仕掛けた。ベツムーラのバロル王は、鋼鉄の兵士軍団“ゴールデン・アーミー”を造らせこれをしりぞけたが、その絶大な破壊力に後悔した王は、人間側と停戦、二度とゴールデン・アーミーを使わないことを約束。軍団を操れる王冠を3つのパーツにわけ、1つを人間に、残り2つをエルフが持つことにした。しかし人間を信じないヌアダはこの決定に激怒、王国を去った。いつか軍団を復活させ、人間たちを滅ぼす、と言いながら。そして、いまがその時とばかりに、ヌアダが行動を起こしたのだ! オークション会場で人間側に渡ったパーツを取り戻し、ついに父バロルを手にかけ2つ目を入手。しかし3つ目のパーツは双子の妹ヌアラ(アンナ・ウォルトン)が持ち出した。
 一方、失態続きのBPRDにテコ入れ要員としてドイツ出身のヨハン(ジョン・アレクサンダー、ジェームズ・ドッド)が加わる。彼は肉体を失い気化状の魂だけになった霊媒で生真面目な性格なため、当然ヘルボーイと対立するが、ヨハンの能力で事件の手がかりが、ニューヨークの裏世界で行われている妖精・魔物たちの集会“トロールの市場”にあることがわかり潜入。
そこでヌアラと、彼女を追うヌアダの下僕ウィンクと出くわす。ウィンクを倒し、ヌアラを助けるヘルボーイだったが、ヌアダが現れ森の精=エレメンタルをけしかけてきた。植物巨人と化したエレメンタルはニューヨークの街を破壊。ヘルボーイはなんとか撃退するが、市民から感謝されるどころか、彼ら自身がトラブルの種としてバッシングを浴び、またヌアダからも「お前は人間ではなく、俺たちに近い存在なのだ」と言われショックをうける。ヌアラはBPRDに保護され、いつしかエイブは彼女に恋をしていた。だがそこをヌアダが急襲。ヘルボーイに“人間では治せない傷”を負わせヌアラを連れ去る!
 ヌアダを追って、ヘルボーイたちは“ゴールデン・アーミー”が眠る北アイルランドに向かった。リズはそこで“死の天使”という預言者と出会い、死が迫るヘルボーイについての驚愕の事実を知らされる! 果たしてその真実を前にリズが下した決断とは?

エイブとヌアラの恋は実るのか? そして“ゴールデン・アーミー”は目覚め、人類に戦いを挑むのか?
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【CAST...】
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・Ron Pearlman(ロン・パールマン)
1950年・米・ニューヨーク州生まれ
ミネソタ大学で美術の修士号を取得。その後、舞台俳優としてキャリアをスタート。映画デビューは、81年の『人類創世』。87年にスタートしたTVシリーズ「美女と野獣」でリンダ・ハミルトンとの共演で主演を務め、ゴールデングローブ賞のTVシリーズ、ドラマ部門の主演男優賞を獲得する。04年『ヘルボーイ』でヘルボーイを演じ、みごとなハマり役でパールマンにとってもキャリアの大きな節目となる自身の代表作となった。
ヘルボーイ役
本名アヌン・ウン・ラーマ、通商レッド。赤ん坊の時にナチス・ドイツによって地上に悪事を及ぼす目的で呼び起されるが、ブルーム教授に救い出され、BPRDの秘密兵器として活躍。
『薔薇の名前』『クロノス』『ロスト・チルドレン』『D.N.A./ドクター・モローの島』『エイリアン4』『スターリングラード』『ネメシス/S.T.X』『ブレイド2』『ヘルボーイ』『The Mutant Chronicles』『Bunraku』など
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・Selma Blair(セルマ・ブレア)
1972年・米・ミシガン州生まれ
高校卒業後、カメラマンを目指してニューヨークへ。そこで演技の道の目覚め、ステラー・アドラー芸術学院やコラム・シアターの演劇クラスに通うことに。97年頃から映画に出演し、99年の『クルーエル・インテンション』で一躍脚光を浴びる。
リズ(エリザベス)・シャーマン役
念動発火能力を持つ。11歳の時にその兆候を現して火災を起こし、家族をなくしてしまう。そのことにより心に傷を負って葛藤に苦しむが、そんな彼女をヘルボーイが支え、やがて二人は恋人同士となる。
『ブラウンズ・レクイエム』『クルーエル・インテンションズ』『ストーリーテリング』『キルミー・レイター』『キューティ・ブロンド』『クリスティーナの好きなコト』『オトコのキモチ♂』『ヘルボーイ』『ダーティ・シェイム』『ザ・フォッグ』『My Mom's New Boyfriend』など
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・Doug Jones(ダグ・ジョーンズ)

エイブ(エイブラハム・サピエン)役
通称ブルー。推定年齢150歳の、出自不明の水棲人。対象となるものの心を読み取り、その過去と未来を知ることができる精神能力を持っている。ヘルボーイの良き相棒ながら、性格は彼とは異なり、親切で物静かな紳士。
死の天使役
死の預言者。久遠の昔から地下の巣でヘルボーイとリズの訪れるのを待ち続けていた。その心は塵と砂からできているという。

画像ヨハン・クラウス役
政府命令でBPRDに送り込まれたドイツ出身の新メンバー。幽体離脱中に肉体を失った霊媒で、ブルーム教授が作った気密スーツをまとっている。エクトプラズムを放出し、無機物および有機物に乗り移って、それらを操ることができる。

・Seth MacFarlane(セス・マクファーレン)
1973年・米・コネチカット州生まれ
コメディアン、歌手、アニメーター、脚本家、プロデューサー、俳優、声優、作曲家。フォックス放送の「Family Guy」、「American DAD!」のエグゼクティブ・プロデューサー。

画像ヌアダ王子役
エルフ(妖精)族の国、ベツムーラ国王である父・バロルが交わした人間との休戦協定を破り、ゴールデン・アーミーを甦らせ、自らの王国の設立と自由の返還を要求。エルフ族復興のためなら、肉親を手にかけることも厭わない残酷な革命家。伸縮自在の魔力の槍“銀の槍(シルバー・ランス)”、そして闇の世界のモンスターたちを操る。
・Luke Goss(ルーク・ゴス)
1968年・英・ロンドン生まれ
人気ポップバンド“ブロス”の元メンバー。双子の弟マットらと組み、87年にデビューしたブロスは、数100万枚のアルバム・セールスを記録すると共に、ヨーロッパや日本のツアーでも大成功を収めた。バンド解散後は舞台で活躍。ロンドン・ウェストエンドの大ヒット・ミュージカル「グリース」で主演を務めた。
『ブレイド2』『ブリティッシュ・ギャングスター』『シルバーホーク』『沈黙の傭兵』『上海ベイビー』『Tekken』など
画像ヌアラ王女役
ヌアダ王子の双子妹で、テレパシー能力を備える。姿形は顔の傷に至るまでヌアダによく似ているが、性格は兄と異なる穏健派。邪悪な兄の陽に対する慈悲深い陰の存在である。父・バロル王から、宇宙に平和にもたらすことも逆に破滅をもたらすこともできるといわれる王冠の一片を許されている。
・Anna Walton(アンナ・ウォルトン)
1980年・英・ロンドン生まれ
04年にオックスフォード・スクール・オブ・ドラマを卒業。その後『Vampire Diary』で08年のミラノ国際映画祭主演女優賞に輝いた。本作のオーディションを受けた時には妊娠中で、撮影開始前に無事息子オリバーを出産した。米・NBCの新TVシリーズ「Crusoe」(08)にも出演している。
『Vampire Diary』『The Mutant Chronicles』など
画像トレヴァー・ブルーム・ブルッテンホルム教授役
超常現象学者。ヘルボーイの育ての父でもあった。フランクリン・ルーズベルト大統領の認可を受け、BPRDを設立。その責任者として活躍するが、後に殉職。死後もヘルボーイにとって心の拠りどころになっている。
・John Hurt(ジョン・ハート)

 FilmMakers
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監督
・Guillermo Del Toro(ギレルモ・デル・トロ)




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